琴言譚®︎[きんげんたん]

今、救世主なら語る

2022-01-01から1年間の記事一覧

補助金出すなら石油掘れ

黙っていていいことと悪いことがある。石油の掘削だ。中国が日本の排他的経済水域(EEZ)内で海底の堆積物を勝手に試掘した。日本の領土にのうのうと入ってきて石油を掘るなど放置できることではない。 しかし、軍事行動を起こせというのではない。日本も…

中国が日本攻撃を想定して軍事訓練? ~乗ってはいけない陽動作戦~

中国が新疆ウイグル自治区の砂漠地帯に設置していた巨大構造物を破壊する実験に成功した。これだけなら、よくある軍事訓練かもしれない。しかし、この構造物が日本の航空自衛隊の早期警戒管制機(AWACS)にそっくりだとしたら穏やかではない。中国は日…

停戦せよ 市民の命、いつからゼレンスキーのものになった

市民の命はいつから為政者のものになったのか。ウクライナのゼレンスキー大統領は南東部の港湾都市マリウポリを巡るロシアとの攻防戦で「最後まで戦う」と宣言した。徹底抗戦の姿勢崩さない大統領の声明に背中を押される形で人々は次々と戦場に駆り立てられ…

暗礁に乗り上げたロシアとの平和条約交渉 欧米追従の大きすぎる代償  

不良仲間に入れてもらいたくて、弱い者いじめに一生懸命に加担している――。今の日本の姿はそんなふうに映る。岸田文雄首相は4月8日、「国際社会と歩調を合わせる」としてロシアに対する追加の制裁措置を発表したが、日本がこれに加わったからとて大勢に影…

ロシアのウクライナ侵攻 原因はNATO側にもある

物事には裏と表がある。ロシアのウクライナ侵攻もまたそうだ。暴挙だ、狂気だ――。そう騒ぎ立てる前に、ロシアがなぜそう行動したのか、考える必要がある。ロシアにはロシアの正義がある。それを理解することこそ日本の役割であり国際的な立場なのだ。 「原因…

NATOの尻馬に乗るだけのマスコミはもういらない

ロシアは世界の「悪者」――。ロシアのウクライナ侵攻を巡りこうした論調がマスコミを席巻している。「北京五輪が終わるのを見計らったウクライナへの全面侵攻は蛮行という他はなく、国際道義上許されるものではない」。紋切り型のこの論調だが、それは果たし…

中国の食糧ストック、世界の半分超 何が始まるのか

中国が世界の食糧を買い占め始めている。主要穀物の世界の在庫量のうち中国が買い占めた分は半分以上。中国の人口は世界全体の2割だが、その2割の人口の国が世界中の穀物を買い占め、ストックしている。いったい何が始まろうとしているのか。「一粒の米に…